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- 主な消化器疾患
こんなお悩みはありませんか?
- 胃が痛い、胃もたれが続く
- 吐き気や嘔吐が頻繁にある
- 下痢や便秘が繰り返し起こる
- 血便が出る、便が細くなった
- 食欲が減退し、急激に体重が減少した
- お腹が張る、腹痛が治まらない
これらの症状は、消化器疾患の初期症状として見られることがあります。気になる症状があれば、早めの受診をおすすめします。
消化器疾患とは

消化器疾患は、口腔から肛門までの消化管(全長約9メートル)と、それに関連する肝臓、胆嚢、膵臓といった臓器に関わる病気です。これらの器官は、食べ物の消化・吸収、老廃物の排泄など、生命維持に欠かせない役割を果たしています。
主な症状
- 腹痛
- 嘔吐
- 胸やけ
- 便秘
- 下痢
- 血便
- 食欲不振
消化器疾患の症状には、腹痛、嘔吐、胸やけ、便秘、下痢、血便、食欲不振などがあり、疾患の種類や進行度によってさまざまです。これらの症状が現れる原因を突き止めるためには、問診や視診・触診、血液検査、超音波検査、さらには内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を用いて詳細に診断することが必要です。
よく見られる代表的な消化器疾患
逆流性食道炎
胃の内容物が食道に逆流してしまい、食道の粘膜に炎症が起きる病気です。症状としては、胸やけ、酸っぱい液体が口にこみ上げる感じ、胸の痛み、慢性的な咳などが挙げられます。原因には、食道と胃をつなぐ筋肉の緩みや胃酸過多などがあります。
胃・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が胃酸によって傷つき、潰瘍ができる病気です。みぞおちの痛みや吐き気、吐血、下血が特徴です。主な原因はピロリ菌感染や痛み止めの薬(NSAIDs)の過剰使用、飲酒、ストレスなどです。
急性胃炎
短期間で胃粘膜に炎症が起きる状態です。暴飲暴食やストレス、薬剤、感染症が原因となることが多く、胃もたれ、むかつき、膨満感などの症状が見られます。
大腸がん
大腸の粘膜から発生するがんで、血便、便秘や下痢の繰り返し、体重減少、残便感などが主な症状です。初期の段階では症状がないため、定期的な便潜血検査や大腸カメラによる検査が重要です。
クローン病
口腔から肛門までの消化管で炎症や潰瘍が起きる疾患で、大腸や小腸に症状が集中することが多いです。腹痛や下痢、発熱、体重減少がよく見られます。
潰瘍性大腸炎
大腸の粘膜に潰瘍が発生する慢性疾患で、血便や腹痛、頻回な下痢が特徴です。自己免疫疾患の一種とされ、原因はまだ完全に解明されていません。
胆嚢炎・胆管炎
胆石や感染症が原因で、胆嚢や胆管に炎症が起きる疾患です。右上腹部の痛みや発熱、黄疸が主な症状として現れます。
機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアは、胃に炎症や潰瘍などの異常が見られないにもかかわらず、胃もたれ、膨満感、食後の不快感、みぞおちの痛みなどが続く病気です。ストレスや自律神経の乱れが関係しているとされており、検査では異常が見つからないため、心因的な要素も関係します。症状に応じた薬物治療や生活改善が効果的です。
血便
血便は、便に血が混じっている状態で、色や量により出血箇所や原因が異なります。鮮やかな赤色は肛門や直腸からの出血、黒っぽい便は胃や十二指腸など上部消化管からの出血の可能性があります。痔によることもありますが、大腸ポリープや大腸がんなどの重大な病気の兆候である場合もあります。早めの消化器内視鏡検査をおすすめします。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は、腸に炎症などの異常がないにもかかわらず、腹痛や下痢、便秘、ガスがたまるといった症状が慢性的に続く病気です。ストレスや生活習慣の乱れが大きく関与しており、若い世代にも多く見られます。症状のタイプに応じた治療と、食生活やストレス対策を取り入れることで症状の改善が期待できます。
消化器疾患を放置するとどうなるのか
がん化
慢性炎症が続くとがん化する可能性が高まります(例:胃がん、大腸がん)。
命に関わる合併症
潰瘍が進行し、穿孔や腹膜炎を引き起こすことがあります。
生活の質の低下
腹痛や不快感が慢性化し、日常生活に支障をきたします。
大嶋クリニックの消化器疾患診療について
当院では、消化器疾患の早期発見と適切な治療を目指し、患者さまお一人ひとりに寄り添った診療をおこなっています。
消化器疾患の診断と検査
問診、視診、触診による初期診断
血液検査や超音波検査
必要に応じて、胃カメラや大腸カメラの実施または専門医療機関への紹介
消化器疾患治療
薬物療法
疾患の種類に応じた薬物療法をおこない、症状の改善や再発防止を目指します。たとえば、ピロリ菌感染が確認された場合には除菌治療を実施し、炎症性疾患には炎症を抑える薬剤を処方します。患者さんの状態に合わせた薬の選択と治療計画を提案します。
栄養指導と生活習慣のサポート
消化器疾患の治療には、栄養バランスのとれた食事や適切な生活習慣が欠かせません。当院では専門的な栄養指導を通じて、患者さまお一人ひとりに最適な食事プランをご提案し、日常生活での健康的な習慣づくりをサポートします。また、ストレス管理や適度な運動なども取り入れることで、疾患の再発防止や症状の軽減を図ります。
手術が必要な場合の対応
症状が進行し、手術が必要と判断される場合には、適切な専門施設をご紹介いたします。当院は地域の医療機関と連携を密にしており、紹介後も継続的なフォローアップをおこなうことで、患者さまが安心して治療を受けられる体制を整えています。
継続した治療
治療後も定期的な診察や検査をおこない、症状の経過を観察しながら適切な対応を続けます。また、患者さんが不安を抱えずに過ごせるよう、日常生活でのアドバイスや疑問への対応を大切にしています。
健康管理の第一歩を踏み出しましょう
「なんとなく不調を感じるけど、病院に行くほどではない」と思われる方も、どうぞお気軽にご相談ください

消化器疾患は、早期に発見して適切な治療を受けることで、多くの場合症状の改善や合併症の予防が可能です。初期段階では、自覚症状がほとんどない病気も多いため、「少しおかしいかも」と思った段階で相談することが重要です。特に、胸やけや胃もたれ、便秘や下痢の繰り返し、血便などの症状は、消化器疾患のサインである可能性が高いため、自己判断で放置せず、専門医による診察を受けるようにしましょう。大嶋クリニックでは、患者さまお一人ひとりの症状や状態に寄り添い、丁寧な問診と適切な検査を通じて、原因をしっかりと見極めた上で最適な治療法をご提案します。