Interview

ドクターズインタビュー

院長Taro Oshima

副院長Yuka Fujita

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院長インタビュー

大嶋クリニックは、40年以上にわたって茨木市で地域医療を支えてきました。先代の院長・大嶋 一徳先生から診療を引き継いだ現院長の大嶋 太郎先生は、内科診療と透析医療を柱に、「人に仕え、地域に仕え、社会に仕える、全人的医療」という理念のもと、日々の診療に取り組んでいます。地域に根差した医療を実践してきた先代の想いを受け継ぎながら、現代の医療ニーズに応える大嶋 太郎先生に、医療に対するお考えや今後のご展望についてお話を伺いました。

医師を目指されたきっかけを教えていただけますか

医師を目指されたきっかけを教えていただけますか

医師を目指されたきっかけを教えていただけますか

父は四六時中働いていて、小さい頃は家でその姿を見る機会も少なかったのですが、往診先で「ありがとうございます」と患者さんから感謝の言葉をいただく様子をよく覚えています。また、マンションの1階で始めた診療所には多くの患者さんが訪れ、その中で腎臓の状態が悪化した方々のために透析治療も始めました。患者さんのために必要なことは何でもする、そんな父の姿を見て育ち、自然とこの道に進むものだと思っていました。

「人に仕え、地域に仕え、社会に仕える全人的医療」という理念についてお聞かせください

「人に仕え、地域に仕え、社会に仕える全人的医療」という理念についてお聞かせください

「人に仕え、地域に仕え、社会に仕える全人的医療」という理念についてお聞かせください

待合室の壁には「愛は忍耐強く、愛は情け深い」で始まるコリントの手紙の言葉を掲げています。この聖書の教えにある「愛と奉仕の精神」が、当院の理念の原点となっています。
「自分がしてほしいことを相手にする、相手の立場に立って考える」この姿勢は医療の原点でもあります。日々の忙しい診療の中で、いつもこの理想通りにいかないこともありますが、この言葉を目にするたびに初心を思い出します。患者さんお一人ひとりに寄り添い、真摯に向き合うことを常に心がけています。
また、父も長年にわたってこの精神を大切にしてきました。地域の方々のために奉仕する医療を実践し続けた父の姿勢も、この理念に通じるものだと感じています。

現在の診療について教えてください。

現在の診療について教えてください。

現在の診療について教えてください。

父は外科、私は内科を専門としており、父から引き継いだ透析医療もおこなっています。父の代からの患者さんも多く、腎臓の状態が徐々に悪化し透析が必要になった方々にも、継続して治療を受けていただけるよう体制を整えてきました。
透析は週3回、夜10時までおこなっており、常に医師が待機していなければなりません。何か緊急事態が起きた時のために、私一人で担当していますので体力的には大変ですが、患者さんの命をつなぐ必要不可欠な医療です。多くの透析クリニックでは送迎サービスが一般的ですが、当院は駅前という立地を活かし、通勤途中でも通いやすい環境を整えています。

診療にあたって大切にされていることは?

診療にあたって大切にされていることは?

診療にあたって大切にされていることは?

誠心誠意対応することを第一に心がけています。ただ、医学的に最適とされる治療が、必ずしもその患者さんにとってベストな選択とは限りません。例えば、より専門的な検査や治療が必要だと判断しても、患者さんやご家族の状況によって、遠方の専門病院への通院が難しい場合もあります。
そういった時は、その方の生活環境や希望を十分に考慮し、何が最善の方法なのかを一緒に考え、相談しながら進めていくようにしています。時には、医学的には少し妥協が必要になることもありますが、その方の人生全体を見据えた上での判断が必要だと考えています。
大学病院のような高度医療機関では、正しい医療イコール最適な医療となることが多いのですが、地域医療の現場では、医学的な正しさと患者さんにとっての最適な選択が異なることもあります。これも全人的医療の考えの一つとして、お一人ひとりの状況に合わせた医療をご提供できるよう心がけています。

消化器内科での検査について、特に気をつけていることはありますか?

消化器内科での検査について、特に気をつけていることはありますか?

消化器内科での検査について、特に気をつけていることはありますか?

検査の必要性を見極めることを重視しています。症状や年齢層によって、どこまでの検査が必要かは異なってきます。以前、警察病院で多くの症例を経験したことで、どのような場合にどの程度の検査が必要か、ある程度判断できるようになりました。また、当院ではできない検査が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介するようにしています。

内視鏡検査では、患者さんへの配慮として工夫されていることはありますか?

内視鏡検査では、患者さんへの配慮として工夫されていることはありますか?

内視鏡検査では、患者さんへの配慮として工夫されていることはありますか?

自分も後輩の研修医たちの指導の一環として、検査を受けた経験があるので、患者さんの不安や苦痛がよくわかります。そのため、検査中は常に声かけを心がけています。例えば「今から鼻を通ります」「ここは少し刺激があるかもしれません」など、その時々の状況を説明しながら進めています。事前に心の準備ができることで、検査がスムーズになったと言っていただけることもあります。

ホームページをご覧の患者さんへのメッセージ

ホームページをご覧の患者さんへのメッセージ

ホームページをご覧の患者さんへのメッセージ

父は40年以上にわたり、「地域のために奉仕する」という強い想いで診療にあたってきました。患者さんが通えなくなれば往診に行き、地域の感染症予防のために予防接種にも力を入れ「とにかく患者さんの希望があれば何でも診る」そんな医師でした。時代とともに医療も変化し、専門化が進む中で、以前のように全ての診療科目に対応することは難しくなっています。しかし、父から受け継いだ「地域のために」という想いと、「人に仕え、地域に仕え、社会に仕える、全人的医療」という理念は、これからも大切にしていきたいと考えています。専門医療と地域医療の両立という課題はありますが、できる限り患者さんお一人一人の状況に寄り添い、その方にとって最適な医療をご提供していきたいと思います。

藤田由佳先生
インタビュー

医師を目指されたきっかけは?

医師を目指されたきっかけは?

医師を目指されたきっかけは?

父が医師として患者さんを支えている姿を見て育ち、私もその一端を担えたらという気持ちで医師を目指しました。ただ、最初から画像診断を専門にしようと考えていたわけではありません。夫のすすめで放射線科を見学する機会があり、全身を診ることができる点に魅力を感じ、この道を選びました。

先生のご専門について教えてください

先生のご専門について教えてください

先生のご専門について教えてください

私は放射線科診断医として画像診断を専門としており、当院では主に乳がん検診と乳腺診療を担当しています。研修医時代に大学病院と国立大阪病院で学び、その際に乳腺専門の先生との出会いがありました。ちょうど茨木市でマンモグラフィーを使った乳がん検診が始まる時期で、父が立ち上げから携わっていたこともあり、私も乳がん検診に関わるようになりました。

早期発見・早期治療へ向けて

早期発見・早期治療へ向けて

早期発見・早期治療へ向けて

女性医師として患者さんに寄り添う乳がん検診

画像診断では、どのようなところに気をつけていらっしゃいますか?

基本的には全体を見てから細部を確認していきます。例えば肺の検査であれば、肺の中はもちろん、血管やリンパ節、軟部組織、さらには写っている範囲の皮膚や骨まで、全てをチェックします。放射線科医の役割は、検査の目的となった部分だけでなく、画像に写っている全ての領域で異常がないかを確認することです。時には、当初の検査目的以外の疾患が見つかることもあるので、見落としのないよう慎重に診ています。

最近、新しい機器を導入されたそうですね。

はい、診療所ではまだ珍しい最新の3Dマンモグラフィーを導入しました。従来の2D画像では、乳腺が多い方の場合、白く写る部分が重なって病変を見つけにくいことがありました。3Dマンモグラフィーでは、乳房を薄い層に分けて立体的に撮影できるため、重なって見えにくかった部分もはっきりと確認できます。
この技術により、本当に精密検査が必要な方とそうでない方の判別がより正確になり、不要な精密検査を減らすことができます。大きな病院では導入されつつありますが、クリニックでの導入はまだ少ない機器です。より精度の高い検診を地域の皆様にご提供したいという想いから、この導入を決めました。

患者さんへの対応で心がけていることはありますか?

患者さんへの対応で心がけていることはありますか?

患者さんへの対応で心がけていることはありますか?

患者さんが気軽に来院できる、ハードルの低いクリニックでありたいと考えています。特に乳がんは早期発見すれば治る可能性の高い病気です。マンモグラフィーへの不安から検診を躊躇される方も多いのですが、できるだけ受けやすい環境を整え、丁寧な説明を心がけています。火曜日には女性技師が担当する体制も整えており、より多くの方に安心して検診を受けていただけるよう工夫しています。

今後のご展望と患者さんへメッセージをお願いします

今後のご展望と患者さんへメッセージをお願いします

今後のご展望と患者さんへメッセージをお願いします

父は本当に献身的に、昔ながらの「町医者」として全力で患者さんと向き合ってきました。私も父の姿勢を見て育ち、その精神は受け継いでいます。専門性を活かしながら、患者さんの不安に寄り添い、適切なアドバイスができる医師でありたいと思います。特に乳がん検診は受診率が低い現状があるので、一人でも多くの方に受診していただき、早期発見・早期治療につなげていければと考えています。心配なことがあれば、ためらわずに来院していただき、もし何か見つかった場合でも、適切な治療に確実につなげていく。そのために日々、研鑽を重ねています。

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